食品安全情報blog過去記事

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部分水素添加植物油のトランス脂肪酸規制

Regulation of Trans Fatty Acids ,TFAs,in Partially Hydrogenated Vegetable Oils,PHVOs
May 7 ,2010
http://www.fssai.gov.in/ViewContentDetails.aspx?data=geqNyUGcFE27FRwCCOOhyWKNswJNSXmcmiIwgtl3FEtbso32NSIuX5%2b7dnkDxGMxQkAckU9YM34Z4mDb%2fgDj6xKw4oMrV%2bUPh2pDZTagYpA%3d
規制改訂案について2010年6月7日まで意見募集
インドでよく使われているバナスパチというバター代用品(部分水素添加植物油)からのトランス脂肪酸摂取量がWHOの推奨する総エネルギーの1%以下という値を超える。バナスパチのトランス脂肪酸含量を減らすために完全水素添加をすると飽和脂肪酸摂取量がWHOの推奨する総エネルギーの7%以下という値を超えるため注意が必要である。
規制案としては部分水素添加植物油(PHVO)のTFA上限を10%に規制しさらに3年以内に5%に削減する、既存のマーガリンやショートニングやPHVOの融点31-41℃という規制を撤廃する、食用油脂としてパームステアリン(パーム油の飽和脂肪画分)などのようなものを認める、トランス脂肪と飽和脂肪の表示義務化、インターエステル化を認める、などが提案されている。
(インド料理は油を結構使う。暑い国なので寒い地方と同じ生理作用が検出できるのか同じ加工技術が使えるのか興味ある。理屈の上では気温が違えば油の堅さは違う)