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乳がん女性7610人の遺伝子−環境相互作用:100万人女性研究からの前向き根拠

Gene—environment interactions in 7610 women with breast cancer: prospective evidence from the Million Women Study
The Lancet, Volume 375, Issue 9732, Pages 2143 - 2151, 19 June 2010
乳がん女性7610人と乳がんのない10196人の、12の遺伝子多型(FGFR2-rs2981582, TNRC9-rs3803662, 2q35-rs13387042, MAP3K1-rs889312, 8q24-rs13281615, 2p-rs4666451, 5p12-rs981782, CASP8-rs1045485, LSP1-rs3817198, 5q-rs30099, TGFB1-rs1982073, and ATM-rs1800054)と環境要因(初潮年齢、出産経験、最初の出産年齢、授乳、閉経しているかどうか、閉経年齢、ホルモン補充療法の使用状況、BMI、身長、飲酒)について検討した。
浸透度の低い遺伝子多型はこれら10の環境リスク要因と意味のある関連を示さなかった。
(特定の遺伝子と環境要因との相互作用でがんになりやすくなる組み合わせがあるかどうかを調べた。全ての遺伝子のリスクへの寄与は環境要因より小さかった。最も大きな関連を示したのはHRTの使用だった)