食品安全情報blog過去記事

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  • キャットフードの照射の話が今頃話題になっているようなので

放射線照射のキャットフード「飼い猫に異常」集会で報告
しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-07-18/2010071804_01_1.html
以下は2009年の記事
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20090617#p1
これについて補足
オーストラリアがなぜOrijenの製品に照射を命じたかというと、この製品が「FRESH」というのをうたい文句にしていて、野生動物が食べていたであろう生肉主体の食事が犬猫本来の食べ物であるという信念から、加熱なし(90℃以下)・冷凍なしを宣伝していたから。豪州は北米とは全く動植物が違うので検疫の必要性から照射を要求した。検疫上は別に加熱でも良かったのだろうけれどそれではOrijenのコンセプトに反するのだろう。
Orijenのコンセプトは以下。ところどころ冷凍してはいけないとか意味不明の断言が入る。ペットにとって野生のオオカミと同じものが最良なわけはなく、野生で生きている動物の死亡率はペットの比ではないだろうからはっきり言って真に受けない方がいい内容。大体REGIONALというならカナダから豪州に輸出しているのはおかしいだろう。
http://www.orijen.ca/orijen/ORIJEN_White_Paper.pdf
FAQのところには北米のホメオパシー獣医にお墨付きをもらった植物を使っている、という記述もある。
http://www.championpetfoods.com/faq/
それはともかく、この事例ではイヌには影響がないことと猫でも発症までにかなり長期間を要していること、回復すること、などから、なんらかの毒性物質が生じているとしてもあまり毒性が強いものではないと推定できる。まして人間は単品のみをずっと食べるということはあり得ない。従ってこれを根拠に「人体への被害の危険性を警告している」とは言えない。猫にそれだけを数ヶ月間食べさせて何らかの影響が出る、食品などたくさんある。この事例から何かを主張するとしたら、人間だったら同じものばかり食べないこと、ペットならペットフードを新しいものにした時には体調変化を良く観察すること、くらい。処方食を購入するならホメオパシー獣医からではなく普通の獣医から、を薦めるけど。

  • ニュースから

月刊誌「食べもの通信」:食の問題考え40年(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/food/news/20100718ddm013100044000c.html
この「食べもの通信」のサイトだけど
食べ方12ヶ条
http://www.tabemonotuushin.co.jp/syoku/tabekata12.html
白砂糖の代わりに黒砂糖とか(意味無いからね)化学物質をつかわない、とか
きくちゆみとか
http://www.tabemonotuushin.co.jp/katudou0.php?pg=
思考法が40年前のまま。
電磁波は危険で合成洗剤も危険。そのくせプロポリスとか健康食品とか酵素で免疫力アップは好きらしい
こういうのを無条件で良いことだと報道する新聞社がダメ。

  • 平成21年度「無承認無許可医薬品等買上調査」の結果について〜19製品から医薬品成分や指定薬物を検出〜

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000cmh6.html