食品安全情報blog過去記事

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食品添加物としてのルテインの再評価

Scientific Opinion on the re-evaluation of lutein (E 161b) as a food additive
28 July 2010
http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1678.htm
ルテイン食品添加物として認可されている天然カロテノイドで、2006年にJECFAがADI 0-2 mg/kg体重/日を設定している。SCFは1975年にADIを設定できないが天然の食品から物理的方法によって抽出したキサントフィルは食品への使用が認められるとしている。
Tagetes erecta(マリーゴールド)由来ルテインの規格はJECFAとEUでは異なり、JECFAの規格ではルテイン含量70%以上なのに対してEUの規格は4%以上であることに注意が必要である。JECFAがADI設定の根拠としたラット90日試験のNOAELは最高用量の200 mg/kg体重/日である。ANSパネルはがん原性試験がないためにこれに安全性係数200を採用してADIを1mg/kg体重/日とした。
暴露量は上限ではADI超過があるが平均的成人ではADIの1-4%である。