食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

大豆タンパク質と血中コレステロール濃度削減に関する健康強調表示の立証について

Scientific Opinion on the substantiation of a health claim related to soy protein and reduction of blood cholesterol concentrations pursuant to Article 14 of the Regulation (EC) No 1924/2006
30 July 2010
http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1688.htm
大豆プロテイン協会、ヨーロッパ植物プロテイン連合、ヨーロッパナチュラル大豆食品製造業者協会を代表してHarlandHall Ltd.社が大豆のタンパク質成分のついての血中コレステロール濃度削減による冠動脈心疾患リスクの削減についての健康強調表示の認可を申請した。ヒト研究40、そのうち32件は無作為対照化試験の結果を提出した。ほとんどの試験は大豆タンパク質そのものの影響を調べるには不適切なデザインで、NDAパネルからの依頼で再評価して提出し直した。結果的に4つの試験が選ばれたが、いずれも目的とする健康強調表示を支持しない。
大豆タンパク質とLDLコレステロール濃度の低下に因果関係は確立されていないと結論した。
(業界団体で申請してダメと言うことはアドバイザーがダメだということだろう。医薬品の申請を理解していない農学系の健康食品関係のアドバイザーは多分役に立たない)