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思春期早発症とミルクエストロゲン関連Q&A

中国衛生部
2010-08-16
ttp://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s8255/201008/48498.htm
・生後間もない頃~2才頃までのminipubertyについて
・思春期早発について
・思春期早発のタイプについて、薬物などによる疑似思春期早発もある
乳児のminipubertyががんにつながるという証拠はない
牛乳のエストラジオール濃度は117-199.3±42.5ng / l、プロゲステロンは0.49-2.81±0.4microg / l
Synutraの粉ミルク42検体については、外因性のジエチルスチルベストロールと酢酸メドロキシプロゲステロンは検出されず、内因性のみ検出された。総エストロゲン0.2〜2.3μg/ kg、プロゲステロン13〜72μg/ kgであった。子どもの家にあったサンプルは0.5μg/ kgと33μg/ kgで上述の範囲内だった。
他のメーカーの製品も同様の範囲内だった。
文献では米国、韓国、オランダの生乳と市販ミルクのエストロゲン含量は0.16〜4.4μグラム/ kg、プロゲステロンは98.0μg/ kgが最高である(液体ミルクと粉ミルクは8:1で換算)
ヒトの母乳中のエストロゲンは7.9〜18.5microg/ L、プロゲステロンは、10-40 microg / Lと報告されている。

(ミルクとは関係のない乳房腫大か早発乳房だろう。小児科の先生ならよく知ってるのでは)