食品安全情報blog過去記事

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ビタミンDの遺伝子への影響

Behind the Headlines
Genetic effects of vitamin D studied
Tuesday August 24 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/08August/Pages/genetic-effects-of-vitamin-D-studied.aspx
Daily Mailが「ビタミンDサプリメントをため込んで夏の太陽を楽しめば病気のリスクが減らせる」と報道した。このニュースはビタミンDが遺伝子の活性に影響してある種の病気のリスクを変えるかどうかを調べた研究に基づく。その研究ではビタミンD多発性硬化症1型糖尿病や関節リウマチなどのいくつかの自己免疫疾患などに関連する遺伝子に直接結合することを見いだした。このような研究はビタミンDの機能についての我々の知識を増やすものではあるがそれ自体でビタミンD欠乏がこれらの病気を誘発するとかビタミンDを摂れば予防になるという根拠になるものではない。さらに健康にとってベストな量のビタミンDがどのくらいなのかを調べてはおらずサプリメントに効果があるかどうかも調べていない。
適度な日光と適切なビタミンD摂取は重要であるが、紫外線への暴露過剰は皮膚がんリスクを増加させる。