食品安全情報blog過去記事

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バランスのとれた食事が心臓のリスクを下げる

Behind the headlines
Balanced diet cuts heart risk
Wednesday September 1 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/09September/Pages/dash-diet-reduce-heart-attack-risk.aspx
Independentが野菜や果物、魚、鶏肉、ナッツ類の組み合わせからなる食生活が「心臓発作からあなたを守る」と報道した。このニュースは米国政府が推奨する野菜や果物が多く飽和脂肪の少ないDASHダイエットの効果を調べた質の高い研究に基づく。やや血圧の高い健康な459人をDASHダイエット、高脂肪アメリカンダイエット、アメリカンダイエットに野菜と果物を増やした食事、の3つに割り当てた。8週間後、DASHダイエットはほかの食事より血圧とコレステロールを下げ心疾患リスクを下げた。
この研究はしっかりした部分も多いが心疾患リスクについては10年観察したわけではなく推定しただけである。さらに試験開始時の心疾患リスクはもともと低くわずか1%で、DASHダイエットによるリスクの低下はごく僅かである。しかしながらこの研究は心疾患のリスク要因としての血圧の重要性を示し、バランスのとれた食生活がリスク削減に役立つ可能性を示した。
(やや高いという血圧は平均131/85 mmHg
DASHダイエットは
http://www.nhlbi.nih.gov/health/public/heart/hbp/dash/new_dash.pdf
目標は1日2100カロリーの場合
総脂肪:カロリーの27%
飽和脂肪:カロリーの6%
炭水化物:カロリーの55%
コレステロール:150mg
ナトリウム:2300mg(できれば1500mgが望ましい)
カリウム:4700 mg
カルシウム:1250 mg
マグネシウム:500 mg
繊維 30g
このうち日本の推奨量とかけ離れているのは脂肪とナトリウム、カルシウムあたりか。
日本食が良いと主張する人達と最も違うところは実証し、検証しようという姿勢だと思う。)