食品安全情報blog過去記事

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飲料水中の鉛基準について意見要請

SCHER
Request for an opinion on the standards of lead in drinking water 20 September 2010 http://ec.europa.eu/health/scientific_committees/environmental_risks/docs/scher_q_094.pdf
1993年にWHOがガイドライン値を10 microg/Lに改訂することを提案した。1998年にDG ENVは1980年の最大許容量50 microg/Lを変更する必要があるかどうか助言を求めた。CSTEは1994年に鉛への暴露量は削減すべきだと考え、最終的にはWHOの10 microg/Lまで下げることを推奨した。1998年に採択された指令では2013年12月25日までに飲料水中鉛の最大濃度は10 microg/Lに引き下げるべきであるとした。2008年にWHOは10 microg/Lのガイドライン値を確認した。
2010年3月18日にIEGREからこの10 microg/Lの基準値を15または20 microg/Lに引き上げるという提案があった。理由として飲料水以外からの鉛暴露量の削減が可能であること、WHOの基準値導出方法に疑問があることを指摘している。
この件についてDG ENVがSCHERの意見を求めた。