食品安全情報blog過去記事

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残留農薬モニタリング:第一四半期の結果(2010年1-3月)

Pesticide Residues Monitoring: First Quarter Results (January to March 2010)
8 October 2010
http://www.pesticides.gov.uk/uploadedfiles/Web_Assets/PRC/2010_Q1_PRC_report.pdf
今期は10食品349検体を調査しMRL超過は23検体だった。スクリーニング評価および詳細評価の結果、全ての事例でその食品を食べることによる健康影響はありそうにないと結論された。
MRLを超過して検出されたのはチーズのダイアジノン、ジンバブエ産唐辛子のモノクロトホス(ARfD超過によるRASFF通知、詳細リスク評価の結果健康影響なし)、ガーナ産turia(野菜)のジメトエートなど。
イタリア産大根でジチオカルバメートがMRL超過で検出されたが、生産者は使っていない。測定方法が二硫化炭素の測定によるため、大根などの菜種科植物にもともと含まれる二硫化炭素が原因と考えられるため、この件については超過と見なさない。
他英国産鹿肉からDDTが検出されている。