食品安全情報blog過去記事

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皿の問題−食品と接触する物質とは何か

Dishes matter – what are food contact materials
Last modified 22.11.2010
http://www.evira.fi/portal/en/evira/front-page_article/dishes_matter___what_are_food_contact_materials_/
「食品と接触する物質」は、食品と直接接触する全ての物質のことで、食品包装や皿、カップ、台所用品、コーヒーメーカーや電気ポット、食品工場の加工器具などを含む。
全ての食品と接触する物質は、食品にヒト健康を害したり食品に許容できない変質をもたらしたり劣化させたりする物質を十分な量移行させてはならない。製造業者や輸入業者は責任があるし、家庭での調理においても十分な注意が必要である。
古い食器
古い食器の品質には注意すべきである。ひびや割れのある陶器は使わない方がよい。新しいものでも世食品用かどうかを確認するように。お土産の陶器などは装飾用で鉛が溶出するものがある。
食品保護用アルミホイル
アルミホイルを金属容器に入った食品に使うとホイルと金属の間で電気的結合がおこってアルミが溶出することがある。アルミの食器やアルミホイルは酸性や塩の多い食品には使わない。
金属の缶と新しい調理法
金属缶を普通でない方法で使わない。
家庭での調理法としていろいろな新しいものが提案されているが、金属の缶を使うのは薦めない。(缶には印刷や最終加工が施されているため、それらが溶出して食品に移行する)
汚染物質を食べないようにするには普通でない調理法を試すのは止めるべきである。