食品安全情報blog過去記事

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  • 自宅出産について

The Lancet Vol. 376 Number 9755 Nov 27, 2010
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Offline: Urgency and concern about home births
American Journal of Obstetrics and Gynecologyに2010年に発表されたJoseph Waxらの、自宅出産と病院での出産の母子の安全性に関する系統的レビューを行い「自宅出産では医療介入が少ないために新生児死亡率が3倍」と結論した論文に対して、助産士団体などからAJOGの編集者にこの論文を取り下げるよう求める文書が提出されている。彼らはAJOGはこの論文について「極めて誤解を招く」プレスリリースを行ったとし、取り下げてプレスリリースすることを求めている。手紙の日付は2010年9月15日で、「緊急に」対応するよう要請しているが、これまでAJOGからの反応はない。

  • Nature 2010年11月25日号 エディトリアル

The party's over
米国が本当にアルコール依存症の問題に取り組むつもりなら、カフェイン含有アルコール飲料の規制よりももっと重要なことがあるはずだ。
doi:10.1038/468475a
http://forcast.emailalert.jp/c/aeaJadtCpGbb4xal
飲酒そのものの規制を強化すべきと言う主張。例えば酒税を上げる、未成年者への酒類販売の罰則を強化する、酒類にはタバコ同様肝硬変の写真や'Alcohol Kills'のような警告表示を義務づける、など。

Natureニュース
Europe bans bisphenol-A from baby bottles - November 26, 2010
http://blogs.nature.com/news/thegreatbeyond/2010/11/europe_bans_bisphenola_from_ba_1.html
欧州委員会が木曜日にEUでのほ乳瓶へのBPAの使用を2011年半ばまでに禁止することに合意した。この決定は、研究者が主に動物実験で示唆して続けているBPAの有害影響の可能性に対応して、多くの国や製造業者、消費者がここ数年採用している「用心するに越したことはない」アプローチに従ったものである。
最も厳しい制限をしているのはデンマークとカナダで、フランスと米国の一部の州でもほ乳瓶へのBPAの使用を禁止すると言っている。
最新の科学的研究のレビューではEFSAもFDAも日々のBPAの暴露によるリスクは使用禁止を正当化するほどのものではないとしている。