Botulism
http://www.defra.gov.uk/vla/science/sci_botulism.htm
ファクトシート
http://www.defra.gov.uk/vla/science/docs/sci_botulism.pdf
英国では2003年以降ウシや羊のボツリヌス症事例が急増している。これは土壌中に存在する細菌Clostridium botulinumが、腐った野菜や動物の死体の中で増殖して産生する毒素が原因である。英国の家畜ではほぼ全ての事例がブロイラーの鶏糞(特に屠体が含まれる場合)と接触した場合で、鶏糞は通常農場に肥料として散布されている。ボツリヌス症になった動物はほとんどの場合24-48時間で死亡する。ヒトにもボツリヌス症はあるが、反芻動物でのボツリヌス症は毒素のC及びD型によるものでこれらはヒトに影響しないためボツリヌス症に罹った動物によるヒトへのリスクは極めて低いと考えられる。
(罹患動物の写真いろいろ。有機農業の安全管理は難しいのにね)