食品安全情報blog過去記事

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EFSAはステビオール配糖体への消費者暴露評価を改訂する

EFSA revises assessment of consumer exposure to steviol glycosides
26 January 2011
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/ans110126.htm
EFSAは、申請者から新しい使用量が提案されたため、甘味料ステビオール配糖体への消費者暴露についての先の評価を見直した。一般にはステビアと呼ばれるこれらの甘味料は、ある種の清涼飲料やお菓子などのような無糖または低カロリー食品などに使用される。改訂された暴露推定は2010年4月にANSパネルが採択した意見より僅かに低いものの、これらの甘味料を含む食品をよく食べる成人や子どもで、最大量を使うとまだADIを超過する可能性がある。
2010年4月にANSパネルは申請者が提案した最大使用量での使用は一部の成人と子どもたちでADIの4mg/kg体重/日を超過すると評価した。そのため欧州委員会は企業に対して使用方法の改訂を求めた。提案された新しい使用方法について、欧州委員会がEFSAに新たな暴露評価を要請した。
その結果改訂された暴露推定は、1-14才のヨーロッパの子どもで1.7-16.3 mg/kg体重/日、成人で5.6-6.8とまだADIを超過していた。

  • 食品添加物として提案された使用によるステビオール配糖体の改訂暴露評価

Revised exposure assessment for steviol glycosides for the proposed uses as a food additive
EFSA Journal 2011;9(1):1972 [19 pp.].
26 January 2011
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/1972.htm
成人については推定平均暴露量はステビオール等量として1.9-2.3 mg/kg体重/日、97.5パーセンタイルで5.6-6.8 mg/kg体重/日であった。主な摂取源はソフトドリンク、卓上甘味料、ビール、サイダー。1-14才の子どもでは平均摂取量は0.4-6.4 mg/kg体重/日で、95/97.5パーセンタイルで1.7-16.3 mg/kg体重/日。

4月の評価は
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100415#p1