食品安全情報blog過去記事

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話すときか黙るときか:不確実性を伝えるのは正しいのか?

Time to speak out or a time to remain silent: is it right to communicate uncertainty?
Terrence Collis on 18 March 2011
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/time_to_speak_out_or
全国科学技術週間に行われたたくさんのイベントを歓迎する。FSAはアナフィラキシスキャンペーンと「食物アレルギーの科学をコミュニケートする」という公開会合を共催した。
その議題の一部が、「科学的不確実性があるとき、あるいはまだ知識が発展途上であるときに一般の人々に助言することの難しさ」についてのディベートであった。明らかになったのは、同じ助言に対して一般の人々は異なる解釈をし全く違う反応をする、ということである。これは我々にとって新しいことではないが、不確実性を伝える難しさを再度強調する。
それでは新しい情報を伝えるのに最適の時期は何時なのだろうか?一般論としては科学者は正直であるべきであるが不確実性の理由についても説明すべきであるとされる。言うは易く行うは難いが我々はやらなければならない。
しかしながらサイエンスメディアセンターのFiona Foxによれば平均的消費者は多くの場合明確で断定的意見を聞きたがる。不確実でぼやけた助言は必ずしも歓迎されない。
あなたはどう思いますか?何か問題があるかもしれないという情報があったらすぐに知りたいですか、それともしっかりした根拠が得られてから知りたいですか?