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解明資料(ノーカットニュース 「3人死亡中毒性牛乳、国内には規制基準さえない」 と 「食品医薬品安全庁の亜硝酸塩微温対処、またまな板に上がる」記事関連)

食品基準課/食品添加物基準課 2011.04.11
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=57&pageNo=1&seq=14779&cmd=v
ノーカットニュース(4.10, 日) 「3人死亡 中国 毒性牛乳、国内には規制基準さえない」と「食品医薬品安全庁の亜硝酸塩対応は生ぬるいとまた批判」記事内容と係わって下記のように解明する。
主要記事内容:国内の乳製品に亜硝酸塩の基準がないため食の安全に穴が開いているという批判。
硝酸や亜硝酸塩は食肉加工品など限定された品目以外には使用が禁止されている。メラミンなどと同様、窒素含量を誤魔化すために牛乳に入れることも禁止されている。したがって, 例外品目(食肉加工品など)を除き、硝酸と亜硝酸の基準は不検出が原則である。ただし通常野菜などの原料に由来する水準で存在する場合は例外である。
また食薬庁は中国での牛乳死亡事件をきっかけに亜硝酸の基準設定を検討しているのではない。先日離乳食から亜硝酸が検出されたことを受けて、流通しているベビーフードなどで乳児の亜硝酸ADIを超過しないように適正な原料管理などを点検している。中国の亜硝酸中毒事件は、野菜などの原料由来の亜硝酸よりはるかに多くの量を意図的に混入したものだと考えられる。