食品安全情報blog過去記事

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特別な食事助言がコレステロールを低下させる

Special dietary advice lowers cholesterol
Wednesday August 24 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/08August/Pages/trial-oat-diet-lowers-ldl-cholesterol.aspx
Daily Mailが「単純に脂肪を避けるよりナッツやオート麦をたくさん食べるほうがコレステロールを低下させる」と報道した。このニュースはコレステロールを低下させる食品に特化した食事助言と、通常の低脂肪食助言とを比較した6ヶ月の試験にもとづく。コレステロールの高い345人で二つの方法を比較した。豆乳や高タンパク質食品やナッツなどのコレステロールを下げることがわかっている食品に焦点をあてた食事助言を受けた集団のほうが低脂肪の食生活をするよう助言された集団よりコレステロールの値を管理できた。しかしながらいずれの集団でもコレステロールは下がっており、低脂肪食にも利益がある。しかしコレステロール低下のための食生活を続けることができたのは半分以下であり、食生活の変更には相当な介入が必要であることを示唆する。このコンプライアンスの低さが研究の重要な限界になる。現実の世界で食生活の変更がどれだけ持続できるかが問題となる。さらにコレステロール低下薬を使用しているヒトは除外されているため投薬による効果との比較はできない。またこの試験でみられたコレステロール濃度の低下が心疾患などのような疾患の低減につながるかどうかについてもさらなる研究が必要である。