Beekeeping and honey production :Research
http://ec.europa.eu/food/animal/liveanimals/bees/research_en.htm
ヨーロッパや他国での管理下にあるミツバチコロニーの減少の主な原因のひとつは、大規模で予想できないコロニーの死亡である。世界中でコロニー消失の原因に関する膨大な研究が行われたが、この現象の決定的原因であるとされる単一の要因または化合物はない。最良の仮説は、慢性的農薬暴露という環境下で寄生虫や病原体の特定の有害な組み合わせがコロニーに対して致死的結果をもたらすというものである。このような背景で研究枠組み計画7の農業テーマとして研究課題を募集した。そして2010年3月に複数感染と農薬の影響を調べるBEE DOCプロジェクトが開始された。
さらにヨーロッパでの野生ミツバチやその他の受粉媒体の減少についてはALARMプロジェクトで定量した。この結果をもとにSTEPプロジェクトで受粉媒体の減少による農業への影響を評価し対策を検討している。
また害虫や病原体対策のために使われる農薬によるハチミツの汚染についてはBEE SHOPプロジェクトが対応し、養蜂家にマニュアルを提供している。最後にCOLOSS COST対策としてヨーロッパ全域のコロニー消失研究や関係者の協力のためのネットワークを作っている。