食品安全情報blog過去記事

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魚の餌の純度は重要:ダイオキシンやPCBの濃度は規制値以下だった

Purity of fish feed is important: concentrations of dioxins and PCBs are below limit values
16.12.2011
http://www.evira.fi/portal/en/food/current_issues/?bid=2838
養殖魚用の餌は主に海産物で、餌に含まれる有害物質は養殖魚に入る。EVIRAと国立健康福祉研究所は魚用餌やその原料に含まれる難分解性有機汚染物質を調べた。魚はヒトの健康には有益であるが魚の餌に含まれる有機汚染物質は魚に蓄積される可能性がある。魚の餌の50-70%がフィッシュミールや魚油である。フィッシュミールは魚や魚のあらからなる固形物90%以上の粉末様物質である。
測定したのはダイオキシン類(PCDD/F)、ポリ塩化ビフェニル類(PCB)、ポリ臭素化ジフェニルエーテル類(PBDE)、パーフルオロアルキル化合物(PFAS)および有機スズ化合物(OT)である。
Chemosphere 85 (2011) 300–306に発表された。