- 小児科医向けメモ:アレルギー検査は診断の特効薬ではない
Memo to pediatricians: Allergy tests are no magic bullets for diagnosis
26-Dec-2011
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-12/jhmi-mtp122011.php
新しい報告書はいつ誰を検査するのかについてのガイドラインを含む
アレルギー分野の主導者、Johns Hopkins子どもセンターのRobert WoodとMt. Sinai病院のScott Sichererが医師らに対してアレルギー検査を発注する際の注意とアレルギー検査のみを根拠に診断しないことを強く求める。
Pediatricsの1月号に発表された論文で、近年よく使われるようになってきた血液検査と古くからよく使われている皮膚プリック検査は、それだけで診断の根拠としないよう警告している。これらの検査は疑いを確認するために使うもので、決して症状のない患者のアレルギーを探すために使ってはならない。さらに検査結果は患者の症状や病歴に従って解釈されるべきである。食物アレルギーが疑われる場合には診断の基本である食物負荷試験を行うべきである。
Allergy Testing in Childhood: Using Allergen-Specific IgE Tests
doi: 10.1542/peds.2011-2382
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2011/12/21/peds.2011-2382.abstract
(血液検査だけで除去食とかやらないように。検査の意味や限界も理解しないまま、とにかく検査するのが好きな人が多いから。インターネットで提供されている妙な検査なんてやらないこと。情報がないよりあったほうがいいというのはその情報に意味がある場合だけ。ゴミ情報は有害。)