食品安全情報blog過去記事

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ウシとブタの組織中ナラシンのコーデックスMRL案を評価するEFSAから欧州委員会への科学的報告書

Scientific report of EFSA to the European Commission to assess the draft Codex MRLs for narasin in cattle and pig tissues
EFSA Journal 2012;10(1):2547 [8 pp.].
13 January 2012
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2547.htm
JECFAのナラシン評価について欧州委員会から助言を求められた。EFSAとJECFAはナラシンのADI 0-0.005 mg/kg bw/dayについては結論を共有する。またJECFAのナラシンの代謝についての結論にも基本的に合意する。
もしブタとウシに関するJECFAの結論がさらなるデータで確認されれば、ナラシンの妥当性を評価された検出方法が肝臓と筋肉にしかないという事実を考慮すると、JECFAにより提案された家禽、ウシ、ブタのMRLは消費者の安全を守るための十分な科学的根拠があるように見える。従って暫定MRLはニワトリ、ブタ、ウシの肝臓で50 microg/kg、筋肉で15 microg/kgとみなせる。