Are common intervention strategies to prevent a range of allergic conditions feasible?
2012-01-30
http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340007003.html
食物アレルギー、鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症状は人生の各時期に発現して相互に関連する。人生の異なる時期に異なるアレルゲンが関与する。異なるアレルギー症状に共通の病因があるのかどうかは不明である。もし食物アレルギーと呼吸器アレルギーの病因が共通だったりリスク要因が重なっているのであれば共通の介入戦略が可能になる。これまでの文献では母乳、アレルゲン除去、固形食品の導入、プレバイオティクスやプロバイオティクス、脂肪酸摂取などが呼吸器アレルギーとの関連で調べられている。これらの要因の食物アレルギーとの関連や現在推奨されている介入について議論した。
主な結論は以下である:母乳育児は呼吸器アレルギーの予防には保護要因となるが食物アレルギーについては矛盾している、多価不飽和脂肪酸と呼吸器及び食物アレルギーについては限られた根拠しかない、他の食物アレルギーリスク要因については呼吸器アレルギーと関係ない、アレルギー予防戦略の1つはアレルゲンを避けることまたは固形食品の導入を遅らせることであるが文献データからはこれがアレルギーの予防にはならず逆にアレルギーのリスク要因である可能性すらあることが示唆されている。