- Sense About Scienceの新しい代表発表
New Sense About Science Chair Announced
25 April 2012
http://www.senseaboutscience.org/news.php/247/new-sense-about-science-chair-announced
今年Sense About Scienceは10周年を迎える。Taverne卿が代表から後援者になりPaul Hardaker教授が新しい代表になる。両者から短いメッセージ。
Taverne卿
私は間違った情報や曲解、科学の基本的な理解不足が政治やメディア、一般の人々の意見中に浸透しているのを不満に感じて2002年にSense About Scienceを作った。当時ほとんどの科学者は公衆との議論や政治論争に参加したがらなかった。しかし今や我々には公衆との議論に参加してもいい、積極的に希望する場合すらある5000人以上の科学者のリストを持っている。Sense About ScienceのパンフレットI Don’t Know What to Believeは50万部位上ダウンロードされて学校に広く配られている。我々のAsk for Evidenceキャンペーンは大きな運動になりつつある。若い人達によるVoice of Young Scienceは若い科学者を刺激している。野火のように拡がり外国でも真似されている。これは予期せぬ成功といえる。
個人的には我々のスタッフと一緒に働くのは私のキャリアにとって最も楽しいものの1つだった。
- For the record
フタル酸は肥満の原因か?
Do phthalates cause obesity?
25 April 2012
http://www.senseaboutscience.org/for_the_record.php/93/do-phthalates-cause-obesity
4月23日のDaily Mailの報道で、日焼け風ローションに含まれるフタル酸がホルモンバランスを攪乱して太る原因になると主張した。
ロンドン大学毒性学名誉教授Anthony Dayanが説明する:
ヒトでの研究で人体中のフタル酸と肥満との間に弱い関連が見つかっていてフタル酸が細胞の代謝に影響するという推測がある。しかしながら細胞に影響が出るには日用品から暴露されるより高濃度のフタル酸が必要である。直接の問題は食べ過ぎと運動不足で、肥満対策にはこれらのほうがはるかに重要である。