食品安全情報blog過去記事

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コーデックス委員会:EUによるラクトパミンについての声明

06/07/2012 - Codex alimentarius : statement by the EU on ractopamine
http://ec.europa.eu/food/international/organisations/codex_en.htm
コーデックス委員会での昨日(7月5日)の投票後、EUラクトパミンの国際基準は正当化できないという立場を再確認する。EUは成長促進剤ラクトパミンのブタや牛へのMRL採択を、未解決の安全上の問題があるため、強く反対し続けている。EUのリスク評価機関EFSAがラクトパミンのMRL設定にはデータが十分でなくヒト健康影響が除外できないため結論できないと結論している。安全上の懸念が解決できないためEUの規制は存続し続ける。EUは他のヨーロッパの国々や中国、ロシア、インド、トルコ、イラン、エジプト、ケニアジンバブエなど45か国近くに支持されている。これらの国もラクトパミンの成長促進剤としての使用を認めない立場を継続するだろう。EUは今回の意思決定プロセスを残念だと思う。この決定はたった一票差だった。世界の基準を調和させるためのコーデックスのような機関は合意に基づいた意思決定を目指すべきである。世界に当てはめられる基準については世界的に許容されるべきである。
ラクトパミンはベータアゴニスト
EFSAの評価は
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/1041.htm