食品安全情報blog過去記事

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コーデックス委員会による動物用医薬品ラクトパミンの基準採択についてのVilsack農務長官の声明

Statement from Agriculture Secretary Vilsack on the Codex Alimentarius Commission's Adoption of Standards for the Veterinary Drug Ractopamine
July 6, 2012
http://www.usda.gov/wps/portal/usda/usdahome?contentid=2012/07/0222.xml&contentidonly=true
7月5日にコーデックス委員会ラクトパミンの基準を採択したことについてTom Vilsack長官は以下のように発表した。
USDAやその他連邦機関による5年に渡るコーデックスでの厳しい作業を経て、米国はコーデックス委員会でのラクトパミンの基準採択を歓迎する。これはコーデックスが食品の安全性のための国際基準を設定するには科学を重視することを確認するものである。
現在アメリカの生産者は、FDAが認可し米国やその他25か国で12年間安全に使用されてきたラクトパミンの使用の正当化できない禁止により貿易制限に直面している。これらの基準は脂身の少ない肉を作るラクトパミンの安全な使用について各国に明確なガイダンスとなるものである。
コーデックスはFAOとWHOの作った政府間機関で、WTOにより認められた国際食品安全基準を設定している。ラクトパミンのような動物用医薬品の国際基準設定は、多くの国にとって輸入食品が安全であるという科学的根拠に基づいた基準としているため重要である。各国が国際基準を採択すると、米国の輸出業者と消費者にメリットがある。消費者は食品の安全性を信頼でき、輸出業者は国際市場で従うべき基準がより明確になる。