食品安全情報blog過去記事

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  • Nature | Autumn Books

疑似科学:あまりにも隔たった非主流派
Pseudoscience: A fringe too far
David Morrison
Nature Volume: 490, Pages:480–481
Michael D. GordinによるThe Pseudoscience Wars: Immanuel Velikovsky and the Birth of the Modern Fringeの書評。
創造論や気候変動否定から常温核融合まで、疑似科学はメディアに浸透、しばしば本物の科学を圧倒する。この本ではImmanuel Velikovskyの「衝突する宇宙」説を骨格に現代の疑似科学と「サイエンスウォーズ」について議論する。ルイセンコについてもとりあげている。
信仰や経済的興味を支持する疑似科学は長く存続する。Velikovskyやルイセンコはほとんど忘れ去られているが、他の疑似科学は一般の人々や政治家のあいだに花盛りである。過去に学ぶ必要がある。

・食料安全保障:増加する困難
Food security: Growing trouble
Calestous Juma
Nature Volume: 490, Pages:483–484
Lester BrownのFull Planet, Empty Plates: The New Geopolitics of Food Scarcityの書評。
この本は扉の向こうにいるオオカミに対して武器を装備せよと言う警告であるが、オオカミがいることを認めることとその攻略戦略を練ることは別のことである。