食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

悪い油の背景は品質管理のまずさ

Poor quality control behind bad oil
December 27, 2012
http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2012/12/20121227_174428.shtml
食品安全センターは発がん物質を多く含む食用油の原因は品質管理の貧弱さにあることを発見した。
中国本土の基準より高濃度のベンゾ[a]ピレンを検出した。これは製造工程における望ましくない品質管理が原因である可能性が極めて高く、いわゆる「地溝油」が関与しているという根拠はない。
問題のピーナッツ油の積荷は青島で製造された。11月半ばにNew World Enterprise社が香港に80樽輸入した。そのうち16はセンターの調査で印をつけて密封し、64は9つの販売業者に販売され、そのうち19は輸入業者が回収した。それらは産地にもどされた。残りは販売されたか廃棄されたかで残っていない。
12月18日に39検体の調理油についての結果を発表した後、23箇所から23検体を集めて検査をした。輸入業者から採取したピーナツ油と同じバッチの検体1つが中国規制値を超えるBaPを含み、もう一つはEU規制値を超えた。
問題の調理油のバッチはQingdao Changsheng グループの製造したもので、この会社は追跡のための記録を良く保管しているしっかりした会社である。製品は地元の検疫機関と同様の検査法で定期的に検査されて品質保証書が発行されている。しかしながら問題の80樽は輸出前の検査対象ではなかった。企業は再発防止のために原因を究明すると言っている。結果がわかるまで香港への輸出は中断される。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20121220#p3の件
(ピーナッツ油ということはBaPはピーナッツを炒めた時にできるのかな?香りを出しつつBaPはできないようにするのか、できたBaPを除去するかどっちか?でも中華鍋でもくもく煙が出るまで加熱して料理してたら意味無いような・・)