食品安全情報blog過去記事

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表示規制案

Draft Regulations on Labelling(Claims).
(Dated : 27-12-2012).
http://www.fssai.gov.in/Portals/0/Pdf/covering%20letter%20for%20draft%20regulation.pdf
定義のところに「ノンベジタリアンフード」とは、鳥や魚や卵を含むあらゆる動物の一部または全部(ただし乳、乳製品、蜂蜜は含まない)を含む食品、とある。
アレルギー表示対象は、グルテンを含む穀物甲殻類、乳および乳製品、卵、魚、ピーナッツや木の実、Blackgram(豆の一種)と大豆。
栄養成分表示は100gまたは100mLあたりあるいは一食あたりについて、
エネルギー、タンパク質、総炭水化物(総糖類と加えた砂糖)、総脂質(0.5%以上含む場合の飽和脂肪、1食あたり0.2g以上含む場合のトランス脂肪)、コレステロール、ナトリウムの順で表示
ビタミンやミネラルはインドRDAに対する割合と一緒に表示。
栄養や健康強調表示については科学的根拠に基づくこと、とある
多様な食品からなるバランスのとれた食生活で必要な栄養素を提供できない、というようなことを示唆する宣伝は不可。
ナチュラル」「オーガニック」「ピュア」などは定義に従うこと。「ホームメード」などは使ってはならない。
栄養強調表示は、「多い」「少ない」などの含量強調表示と「〜より少ない」「削減」などの栄養比較表示の2種類
健康強調表示は、生理的役割を示す栄養機能表示と人体の機能や健康維持に関連するその他の機能表示、疾患リスク削減表示(認可制)の3種類。
同様の他の食品の安全性に疑いを抱かせるような表示はしてはならない
疾患リスク削減表示が認められているリストは付表IX
カルシウムとビタミンD骨粗鬆症
ナトリウムと高血圧
脂肪とがん
飽和脂肪やコレステロールと冠動脈心疾患
食物繊維を含む穀物と野菜や果物とがん
野菜や果物と冠動脈心疾患
葉酸と神経管欠損
虫歯を作らない糖と虫歯
可溶性食物繊維と冠動脈心疾患
大豆蛋白と冠動脈心疾患
植物ステロール/スタノールと冠動脈心疾患
全粒穀物と心疾患とある種のがん
カリウムと高血圧と脳卒中
(遅れた分、なんとなく欧米標準にあわせました、という感じ。実行できるかどうかはともかく。でもこれで日本の異質さがさらに目立つ。栄養などをちゃんとしないまま、どうでもいい産地表示にこだわり、科学的に立証されていないと判断される健康強調表示は認められるという・・)