栄養政策課 2012.12.31
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=19396&cmd=v
食品医薬品安全庁は全国の満 18歳以上国民 3,223人(男 1,337人, 女 1,886人)を対象に ‘塩味味覚検査’を実施した結果, 韓国民 10人中 7人以上は相変らず塩味の濃いものを食べていることがわかった。
この調査は去る 2月から 11月まで実施した各種 ‘減塩キャンペーン’ 行事と ‘低ナトリウム給食週間’に参加した一般人を対象に塩味感受性を測定して分析した結果である
- 調査は 5段階濃度(0.08, 0.16, 0.31, 0.63, 1.25%)に調剤されたモヤシ汁物試料を無作為に試飲して個人が感じた塩味強度と選好度結果を味覚コンピュータープログラムで分析した。
※ 判定基準(5段階濃度) : 薄味(0.08%), やや薄味(0.16%), ふつう (0.31%), やや塩辛い(0.63%), 塩辛い(1.25%)
今回の味覚検査結果は ▲塩辛い 7.7%(249人) ▲やや塩辛い 27.4%(883人) ▲ふつう40.9%(1,319人) ▲やや薄味16.5%(531人) ▲薄味7.5%(241人)で普通以上に塩辛くして食べる割合が 76%だった。
○ ‘ふつうに食べる’にあたる塩味は韓国の国民平均ナトリウム摂取量の中間にあたる水準で 2011年度国民 1人 1日平均ナトリウム摂取量(4,831mg)がWHO勧告量(2,000mg)の 2.4倍であることを勘案すれば「普通」も他の国に比べて相対的に塩味が強いことになる。従って韓国民はナトリウム減らす必要性に対する認識と実際の行動との差が大きいと分析された。一方, 消費者認識の調査結果は 87%がナトリウム摂取を減らさなければならないと認識していた。
□ 食品医薬品安全庁は今回の調査の結果、ナトリウムを減らすには個人の努力だけではなく消費者と供給者、政府が協力して解決しなければならない問題で、ナトリウムを減らす運動の汎国民的拡散が至急課題であるとした。 来年にはさらにナトリウム低減化の必要性を地方自治体とともに積極広報して行く予定である。