食品安全情報blog過去記事

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主任科学者のデスクから FSANZにおける科学協力

From the desk of the Chief Scientist
Science cooperation at FSANZ
Page last updated: 25 January 2013
http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/scienceinfsanz/fromthedeskofthechiefscientist/
FSANZの科学者と機関外の科学者との協力は我々の仕事の中心となる。この協力はFSANZの活動の基礎でありこの種のネットワークの強化を将来も推進していく。このことはFSANZ科学戦略に強調してある。
FSANZは国内及び海外の多くの科学団体や研究所と協力している。国レベルでは保健加齢省や農林漁業省、産業・革新・科学・研究・高等教育省の専門知識を頼っている。またオーストラリア統計局、CSIRO、オーストラリア保健福祉研究所の科学者と一緒に働き、毒性学や栄養、消費者科学、経済学、食品技術の大学や学会の専門家とも協力する。さらに治療製品管理局やオーストラリア遺伝子技術規制局、オーストラリア農業・動物用医薬品局など他のオーストラリア政府の科学規制機関の同僚とも協力する。
FSANZの科学協力の中心となるのはFSANZフェロー計画で、この計画に基づきFSANZの上級科学者が国または海外の専門家と組んでFSANZの現在または将来の仕事にとって重要な科学分野の専門知識を得て先導していく。またフェロー計画は学生にもメリットがある。学部生がFSANZでの仕事を経験したり単位の一部として履修することができる。大学院生はFSANZのスタッフや大学のスタッフの監督下で研究プロジェクトを行うことができる。学生プロジェクトは食品基準作成についてのFSANZの作業と関連する。
FSANZでは科学的技術的助言を得るために定期的に専門家助言委員会を用いる。これらは大学や企業、NGOを含むそれぞれの分野での著名な科学者からなる。
我々の科学ネットワークと協力の重要な部分は国際分野での貢献である。例えばFSANZの科学者はいくつかのコーデックス印会のオーストラリア委員である。コーデックス委員会はFAOとWHOのもとで食品の国際基準を決定する。FSANZはオーストラリアの食品基準を検討する場合にはコーデックス国際基準を考慮する。FSANZの上級科学者はWHOやFAOの科学専門家委員会にも参加している。例えば我々の毒性学部門長Utz Mueller博士はJECFAのフルメンバーである。