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EPAはアメリカの子どもと健康と環境についての新しい報告書を発表

EPA Releases New Report on Children's Health and the Environment in America
01/25/2013
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/bd4379a92ceceeac8525735900400c27/1fe31a8bc6eb3c4385257afe0061b1f4!OpenDocument
EPAは子どもの健康と環境についての各種情報源からの情報を包括的に集めた「アメリカの子どもと環境 第3版」を発表した。この報告では大気や水、食品、土壌の汚染物質の傾向や、子どもや子どもを産む年齢の女性の体内の汚染物質濃度、子どもの病気や健康状態などを示す。
重要な知見として
・1-5才の子どもたちの血中鉛濃度の中央値は、1976-1980年に比べて2009-2010は92%低い。大幅な減少は1980年代だが1999年以降も減少は継続している。
・タバコの煙への暴露の指標である血中コチニン濃度が3-17才の非喫煙者で1988-1991より2009-2010で88%低い。1994年には家庭に喫煙者がいる0-6才までの子どもは27%だったが2010年には6%になった。
・一つ以上の国の大気汚染基準を超過している地域に住む子どもたちが1999-2009年の間に75%から59%に減った。
喘息については2001年の8.7%から2010年の9.4%に増えているが重症度は減っている。救急外来と入院が減った。
ADHDは増加した。

  • アメリカの子どもと環境 第3版

America's Children and the Environment, Third Edition (ACE3)
http://www.epa.gov/ace/