食品安全情報blog過去記事

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FSAIは検査機関の認証を確認

FSAI Confirms Accreditation of Laboratories
Monday, 18 February 2013
http://www.fsai.ie/news_centre/lab_accreditation_DNA_testing/18022013.html
FSAIは検査を代行している多数の検査機関で行われているDNA検査の正確性や安定性に対して疑問を投げかける試みは不誠実で信用できないものであると述べた。小売店の一部が、自分達の製品に関連する科学的にしっかりした結果から距離を置こうとして事実としての結果を否定しようとしている。
FSAIは牛肉製品中のウマDNAの調査に当たり、国際的に認められている2つの検査機関−ダブリンのIdentigenとドイツのEurofins Laboratories−を利用した。IdentigenがバーガーからウマDNAを検出した後、確認のために20のサブ検体をブラインドでドイツのEurofins Laboratoriesに送り追加検査をした。Eurofinsは陽性および陰性の結果でIdentigenと一致した。
FSAIはEuropean Standard EN ISO/IEC 17025:2005で認証されている両検査機関の能力を信頼している。EurofinsのウマDNA確認方法は認証の対象である。Identigenは現在認証されてはいないがそのことは検査の結果を無効にするものではない。
最近提案されたEUの検査計画では1%を報告の目安としている。これは、これ以上だと詐欺が疑われる可能性があるレベルで、1%以下の牛肉をウマ肉で代用することに経済的利益はないと考えられる。FSAIの調査ではウマDNAが検出されたら定量している。Icelandバーガーの場合はIdentigenが0.1%ウマDNAを検出した。この結果には意味があり、それ自体は調査の引き金となる。

注:

  • Iceland Foodsという英国の食品会社

ICELAND CONFIRMS ALL BEEF PRODUCTS UNCONTAMINATED BY HORSEMEAT
15 February 2013
https://www.iceland.co.uk/_assets/files/Iceland-confirms-all-beef-products-uncontaminated-by-horsemeat-150213(1).pdf
ウマ肉の汚染はなく、FSAIの検査の方が間違いだと主張

  • 検査について更新

ICELAND FOODS (“ICELAND”):FOOD TESTING UPDATE
18 February 2013
http://www.iceland.co.uk/_assets/files/Iceland-food-testing-update-18.2.13.pdf
FSAIを尊敬している、FSAIの2013年1月15日の報告でIceland Quarter Pounderバーガー2検体が0.1% DNA陽性だったことを受け入れる、としている。しかしながらその後の検査結果は全て陰性であることも強調。