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食品異物発生、毎年減少 

食品管理課 2013.02.20
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=19759&cmd=v
食品医薬品安全庁は ’12年報告(申告)された食品異物発生件数は総 4,733件で 2011年に比べて 15.8%減少したと発表した.
※ 異物報告(申告) 件数: ‘10年 8,597件 → ‘11年 5,624件 → ‘12年 4,733件
□ 食品医薬品安全庁は ’12年報告(申告)された4,733件のうち調査が完了した 4,658件を異物混入段階別に分析した結果, ▲消費•流通段階 591件 ▲製造段階 345件 ▲異物混入段階不明 2,812件 ▲異物紛失•毀損, 調査拒否などによる調査不可 910件などだと説明した.
〈異物種類別分析状況〉
異物の種類では虫(2,343件, 49.5%) > かび(570件, 12.0%) > 金属(505件, 10.7%) > プラスチック(283件, 6.0%) > 硝子(73件, 1.5%) > その他(959件, 20.3%) の順序だった.
虫は消費•流通段階混入率(445件, 19.3%)が製造段階混入率(73件, 3.2%)より相当高いが, これは食品保管及び取り扱いの不注意によって発生したと分析される.
かびは消費•流通段階(85件, 15.2%)や製造段階の混入率(84件, 15.0%)が同程度であった
かびは製造過程では乾燥処理不十分または包装紙密封不良などで発生し、 流通中では主に容器・包装破損またはふたなどに外部空気が流入しことによる.
金属•プラスチック•硝子は製造段階での混入率が消費•流通段階より高いが, これは製造施設及び附属品の一部が落ちたり製造過程中に硝子破片が食品に混入することが主要原因である。
〈食品種類別分析現況〉
食品種類別異物発生率は去年と同じく, 麺類(957件, 20.5%) > コーヒー(558件, 12.0%) > お菓子類(434件, 9.3%) > 飲み物類(330件, 7.1%) > パン類(293件, 6.3%) の順序だった。
麺類の異物は総 957件で, 消費•流通段階の混入率(115件, 12.0%)が製造段階(10件, 1.1%)より数倍高かった.
コーヒーでは原因が明かされた異物(35件, 6.3%)は全て消費•流通段階で発生した
お菓子類は製造段階(59件, 13.6%)や消費•流通段階(55件, 12.7%)の異物発生率が同程度で、飲み物類は消費•流通段階(70件, 21.2%)が製造段階(17件, 5.2%) より発生率が高い。パンなどは製造段階(59件, 20.2%)が消費•流通段階 (3件, 1.0%) より高い。
□ 食品医薬品安全庁は去年に引き続き今年にも中小企業の異物管理能力向上のために大企業と中小企業間 ‘業界異物管理協力ネットワーク’を運営して業界の自主的な異物管理を誘導する方針だと発表した.
異物申告はHP(http://kfda.go.kr/cfscr) または不正・不良食品申告電話 1399を利用することができる