食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

説明資料(チャネルA、‘天然物医薬品中の有害物質検出’報道関連)

漢方薬政策課2013.04.02
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=57&seq=20059
チャンネルA(総合ニュース, 4.1(月), 22:00) '天然物医薬品から有害物質検出' 報道内容について以下のように説明する.
□ 食品医薬品庁は天然物医薬品の安全性についてのモニタリングの結果, 一部製品からホルムアルデヒドは不検出〜15.3 ppmまで, ベンゾピレンは不検出〜16.1 ppbまで検出された
今回検出された 2成分の量は極微量で人体に暴露されても安全である
ホルムアルデヒドは植物などでも自然に生成されて存在する物質で、梨(60ppm) などにも存在する。検出された量から、原料漢方薬由来と判断される.
ベンゾピレンはモニタリング対象製品の製造工程で高温加熱する過程がないことから原料漢方薬の乾燥過程で生じたと推定される.
□食薬庁は今回検出された 2成分の検出量についてリスク評価し中央薬事審議委員会で検討した結果人体に安全な水準だと説明した.
ホルムアルデヒドが最も多く検出された製品の暴露量(0.02631 mg)を WHOによるTDI (成人9 mg)と比べた場合 0.29%で, 毎日 1,368カプセルを一生とり続けても安全な水準である
ベンゾピレンについては最大量検出された製品の暴露量(0.01639 ug)を WHOのベンチマーク用量, 成人で 6 mg)と比較した場合 2.7×10-6水準(暴露マージン 3.7×10*5)で安全である.
検査結果 1部
(ラーメンの鰹節の時と対応が違う・・)