食品安全情報blog過去記事

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NIHの研究は目が見えなくなる疾患予防のためのサプリメントについて明確にする

NIH study provides clarity on supplements for protection against blinding eye disease
Sunday, May 5, 2013
http://www.nih.gov/news/health/may2013/nei-05.htm
オメガ3脂肪酸を添加することは、加齢性黄斑変性AMD)によく薦められているサプリメントの組み合わせを改善しない。ルテインやゼアキサンチンも組み合わせてもAMDに効果はないが、ベータカロテンより安全かもしれない。
NIHが行って2001年に結論を出した年齢関連眼疾患研究Age-Related Eye Disease Study (AREDS)では、高用量ビタミンCとE、ベータカロテン、亜鉛、銅(AREDS製剤)がAMDの進行を遅くするのに役立つとした。しかしベータカロテンは喫煙者の肺がんリスクを増加させ、高用量亜鉛にも胃の不調などの軽い副作用の懸念があった。
2006年にAREDS2が始まり、AREDS製剤にオメガ3脂肪酸ルテインとゼアキサンチンを加えベータカロテンを除いたり亜鉛を減らしたものの影響を調べた。その結果が発表された。ベータカロテンを除いても重症AMD発症保護作用は見られた。