- James Marshと中毒パニック
James Marsh and the poison panic
Sandra Hempel
THE LANCET, Volume 381, Issue 9885, 29 June–5 July 2013, Pages 2247–2248
1836年にJames Marshが発表したヒ素の検出法により、当時殺鼠剤や医薬品として広く使われていてたくさんの人を殺していたヒ素化合物が規制されるようになった話。
- 世界薬物報告書2013
UNODC
World Drug Report 2013
http://www.unodc.org/unodc/secured/wdr/wdr2013/World_Drug_Report_2013.pdf
世界の薬物使用状況はあまり変わっていない。
新しい薬物が2009年末には166だったものが2012年半ばには251になっている。
- オンラインで医薬品を購入すること
全国薬事評議会連合会（NABP）
Buying Medicine Online
http://www.nabp.net/programs/consumer-protection/buying-medicine-online
NABPは2013年4月に、インターネット薬局認証計画進捗状況報告を発表した。対象とした1万以上のウェブサイトのうち97%は法を守っていないままであった。
今日処方薬をインターネットで購入するのは簡単であるが、安全な購入先を見つけるのは簡単ではない。インターネットには悪質なサイトが溢れている。
インターネット薬局認証計画
Internet Drug Outlet Identification Program
http://www.nabp.net/system/redactor_assets/documents/453/NABP_Internet_Drug_Outlet_Report_Apr2013.pdf
全国薬事評議会連合会（NABP）の調査によるとインターネット薬局のうち法律を守っているのはわずか3%。これは懸念すべきことだが米国だけの問題ではなく、世界的な問題である。
（ちょっとした表示違反のようなものだけではない。本物の認証薬局と同じような見た目で犯罪ネットワークの一部になっているものがあり一旦そこで購入すると個人情報を悪用されるというものもある。サイトの数が多いのは単純にこの手の詐欺が儲かるからだろう。）
- オーストラリアの反ワクチングループに3方向から批判
Consumer Health Digest #13-25から
June 27, 2013
http://www.ncahf.org/digest13/13-25.html
ビクトリア州上院がAustralian Vaccination Network (AVN)の解散を求める決議を採択。
支持者のRichard Di Natale博士は以下のように述べている：
私は安全で効果的なワクチンがある病気で子どもたちを亡くした人たちに会った。善意の保護者は、ワクチンの安全性への信頼を損なうような間違った情報を与えられてワクチンをやめた。さらにAVNは、恐ろしい病気であるはしかを母なる自然からの健康的な贈り物であるとすら宣伝している。医師として私はこれらの予防可能な病気による悲劇を直接見ている。本日議会がワクチンについての嘘をまき散らすものたちに明確で強いメッセージを送る公衆衛生コミュニティーに参加した−彼らは引っ込むべきである
