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ニュージーランドの食事中脂肪と心疾患−専門家の反応

SMC
Dietary fats and heart disease in New Zealand- experts respond
July 31st, 2013.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2013/07/31/dietary-fats-and-heart-disease-in-new-zealand-experts-respond/
新しい解析によれば、典型的なニュージーランド人の食事中の「悪い」脂肪を「良い」脂肪に代えると心疾患に相当な影響がある、という。問題は、どうやって変えるか、である。
エネルギー摂取量の5%に相当する飽和脂肪を多価不飽和脂肪に変えると心疾患が10%減るという報告が出された。SMCは以下の専門家の反応を集めた。
研究の共著者であるウェリントンのオタゴ大学Nick Wilson教授
チーズをナッツに、赤身肉を缶詰魚に、ポテトチップスをナッツや種子に代えることで実行できる
オークランド工科大学栄養学教授Elaine Rush
包装表面への表示などで情報を与えられた上での選択ができるようになるだろう
オークランド大学Cliona Ni Mhurchu教授
課税や食品中の飽和脂肪含量規制などが手段として考えられる
オークランド大学Lynnette Ferguson教授
食生活を変える手段としての脂肪税には著者ほど賛成できない