食品安全情報blog過去記事

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エピジェネティックプログラミングの慢性疾患リスクへの寄与

Contribution to risk of chronic disease by epigenetic programming
2013-08-16
http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2013/augustus/Contribution_to_risk_of_chronic_disease_by_epigenetic_programming
人体機能を環境条件に適応させる物理的メカニズムであるエピジェネティックプログラミングは、細胞機能の活性を決めるスイッチとして働く。人生の初期に不適切なプログラミングがされるとその後に人生に負の影響を与える可能性があるとされる。RIVMの文献検索では、エピジェネティックプログラムのかく乱が存在することには異論はない。しかしながらそれが実際にどのくらい寄与しているのかを推定するのは現時点では不可能である。RIVMはリスク推定のための、妥当性を検証された方法の開発が必要であると考える。