食品安全情報blog過去記事

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ASA裁定

  • ASA Adjudication on Lean Muscle X

21 August 2013
http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2013/8/Lean-Muscle-X/SHP_ADJ_231996.aspx
サプリメントの健康強調表示に根拠がない(EUに登録されていない)、「完全にオーガニックなサプリメント」という宣伝文句にもオーガニック認証はない

  • ASA Adjudication on Children's Immunisation Centre Ltd

21 August 2013
http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2013/8/Childrens-Immunisation-Centre-Ltd/SHP_ADJ_229492.aspx
単価ワクチンの宣伝行為と、その100%安全という宣伝が虚偽、MMRワクチンが自閉症の原因であるという前提に根拠がない

  • ASA Adjudication on Go Groopie Ltd

21 August 2013
http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2013/8/Go-Groopie-Ltd/SHP_ADJ_232087.aspx
Apple Stem Cell Serum」という製品のアンチエイジング効果宣伝に根拠がない
(リンゴ幹細胞血清?こういう単語を意味も理解せず有り難がる人たちをターゲットにした商品?)

  • ASA Adjudication on Iceland Foods Ltd

21 August 2013
http://www.asa.org.uk/Rulings/Adjudications/2013/8/Iceland-Foods-Ltd/SHP_ADJ_223122.aspx
アイスランド製品からウマ肉は検出されていない、という新聞広告について。
FSAIが0.1%のウマDNAを検出したが、後に同じバッチのバーガーを認証試験法で検査したところ汚染は検出されなかった、という内容について、問題点は二つ。
1. ウマ肉は検出されていない、ということと0.1%ウマDNAが検出された、というのは矛盾する。→これについては最初の検査法と認証された検査法の検出限界に違いがある。汚染レベルの現実的閾値を1%に設定したため0.1%が検出されていないことと矛盾しない。
2. この宣伝はFSAIを侮辱している。→これについてはその通り。従ってCAP基準違反。
(注:ウマ肉の意図的混入があったかどうかについての閾値をDNAで1%以上というレベルに設定した。しかし混入が明らかになった直後においては認証試験法は存在しないので検出感度の高い方法で検出した結果を発表していた。感度が高いと非意図的な、交差汚染まで検出してしまうので意図的混入を調べるには不適切である。
このような検査の目的と結果の解釈に関する誤解は現在の日本の放射線検査においてもあふれている。)