食品安全情報blog過去記事

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生肉中の亜硫酸塩調査

Ministry investigation into sulphite in raw meat
25 September 2013
http://www.foodsafety.govt.nz/elibrary/industry/ministry-investigation-sulphite-raw-meat.htm
一次産業大臣は、生鮮肉の調査が昨夜のTVNZのトップニュースになったことが消費者に必要のない安全上の懸念を引き起こしたかもしれないと述べた。
一次産業省は本日、今日までの生鮮赤身肉の防腐剤使用についての調査では問題が広範にわたっているということはないと発表した。一次産業省はオークランド地方の一部のと畜場と食料品店で肉への亜硫酸塩使用疑いに関して調査している。
生鮮肉の保存期間を伸ばし、変色しかかった肉を新しく見せるための亜硫酸塩の使用が、少数の「悪者」経営者グループによって行われているが、それは肉提供者の多数を占めるものではないことが判明した。
一次産業省動物及び動物製品長官のMatthew Stone 氏は、ニュージーランドの食品の安全性を保障するために、違法行為が発覚したらさまざまな法的処分を考えていると述べた。
さらに、これはニュージーランド国内の肉の取り扱いと小売りに関する問題であり、輸出肉に関する問題ではないと指摘した。
二酸化硫黄のような亜硫酸塩は世界中で多様な食品に使用される食品添加物である。ニュージーランドではその使用は法により規制され、表示されなければならず、一次産業省が監視している。
最初の検査で10件のオークランドの肉店と食料品店で、生鮮肉に亜硫酸塩が検出されたとStone氏は述べた。亜硫酸塩は加工肉商品(と多様なほかの食品)での使用は許可されているが生鮮肉に添加が認められていない添加物である。このためさらに27施設から生鮮赤身肉検体を採取した。2週間以内に実態がわかるであろう。
規則を破った者にとっては重大な結果となりうる。添加物の不正使用は食品基準コードと食品法1981違反である。法律では、違反者は個人では5000ドル、団体では20000ドルの罰金を支払うことになっている。