- IOMの集団でのナトリウム摂取報告:根拠の評価
主な知見の要約と臨床医にとっての意味
The Institute of Medicine Report Sodium Intake in Populations: Assessment of Evidence
Summary of Primary Findings and Implications for Clinicians
Kirsten Bibbins-Domingo
JAMA Intern Med. Published online October 28, 2013
http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleID=1761916&utm_source=Silverchair%20Information%20Systems&utm_medium=email&utm_campaign=ArchivesofInternalMedicine:OnlineFirst10/28/2013
多くのガイドラインで1500 mg/d(塩で3.8g)を薦めているが、<2300 mg/d(5.8g)より少ない摂取量を薦めるべきではない。ただし多くのアメリカ人が2300 mg/dより相当多く摂っているので減塩は薦められる
(いずれにせよ日本人には遠い目標)
- 喫煙による顔の変化:喫煙する・しない一卵性双生児での比較
Facial Changes Caused by Smoking: A Comparison between Smoking and Nonsmoking Identical Twins
Okada, Haruko C et al.,
Plastic & Reconstructive Surgery:
November 2013 - Volume 132 - Issue 5 - p 1085–1092
http://journals.lww.com/plasreconsurg/pages/articleviewer.aspx?year=2013&issue=11000&article=00010&type=abstract
一方が喫煙あるいは喫煙歴に5年以上の差がある79組の一卵性双生児の顔のしわなどを評価。喫煙歴に5年差があれば顔の老化は見た目でわかる
- レビュー 騒音の聴覚及び聴覚以外への健康影響
Auditory and non-auditory effects of noise on health
Mathias Basner et al.,
THE LANCET Available online 30 October 2013
騒音は聴覚及び聴覚以外に健康影響がある。騒音による聴覚喪失は職業暴露でよく見られるが近年はパーソナル音楽プレーヤーが原因のものが増えている。分子メカニズムの解明は進んでおり、治療薬も10年以内に入手可能になるだろう。環境騒音の聴覚以外への影響も明らかになりつつある。騒音はいらいら、睡眠障害と昼間の眠気、病院での患者のアウトカムと病院のパフォーマンス、高血圧と心疾患増加、学童の認知機能に影響する。このレビューでは公衆衛生のために適切な騒音予防対策の重要性を強調する。