食品安全情報blog過去記事

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その他

  • ピーナッツを食べると死亡率が下がるのか、あるいは希望的観測か?

Forbes
Does Peanut Consumption Lead To Decreased Mortality Or Is This A Lot Of Wishful Thinking?
Geoffrey Kabat
11/25/2013
http://www.forbes.com/sites/geoffreykabat/2013/11/25/peanut-consumption-leads-to-decreased-mortality-is-a-lot-of-wishful-thinking-2/
NEJMによるとナッツの摂取は死亡率の低さと関連する。
この報告について考えるべき二つのことがある。一つはこの論文そのものとその解釈について。そしてもう一つはこのような論文がたくさんのメディアで報道される現象について。我々はいつも何かが良いとか悪いとか指摘する論文の報道に曝されている。しかしその結果を吟味することはほとんどない。
以下略

  • 太平洋マグロの福島由来の放射能はバナナ1/12本と同じ

Forbes
Fukushima Radiation In Pacific Tuna Is Equal To One Twentieth Of A Banana
Tim Worstall
11/16/2013
http://www.forbes.com/sites/timworstall/2013/11/16/fukushima-radiation-in-pacific-tuna-is-equal-to-one-twentieth-of-a-banana/
私はここに何度か福島の惨事により環境中に放出された放射能の量について書いてきた。そしていつもそのような記事に寄せられる一部のコメントに困惑している。どうやら一部の人たちは、甚大な惨事が次々と発生しているので我々は皆放射線暴露によって死んでしまうと確信しているようだ。なぜそんなありそうもないことを信じたいのかわからない。
例えば太平洋クロマグロ放射能を浴びたので食べるのは危険だという主張が繰り返されている。実際には西海岸で捕まえたマグロの福島由来の放射能は、あなたが普通のバナナを一本食べた場合の1/12である。普通はそれを危険だとは考えない。
もしマグロが危険ならバナナサンデーでとっくに死んでいるはず。

  • ADHD研究:高価なトレーニングプログラムは子どもの成績や行動に役にたたない

ADHD study: Expensive training programs don't help kids' grades, behavior
25-Nov-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-11/uocf-ase112513.php
多くの保護者がADHDの子ども向けのコンピューターベースの高価なプログラムに数千ドルを費やしているが、Central Florida 大学の心理学教授Mark Rapport がClinical Psychology Reviewに発表した最近の解析では、お金は別のことに使った方が良い。
(こういうのとか?溺れるヒトに藁を売る商売
http://www.star-ship.co.jp/flash/iqgakuen_hs_top.html?gclid=CMaH_NX0g7sCFUhepQodiU8ALg