食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 23andMe CEOがFDAの警告文書に反応

WSJ
23andMe CEO Responds to FDA Warning Letter
Updated Nov. 27, 2013
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303332904579224093983156448
23andMeの CEO Anne Wojcickiがウェブサイトで反応した。
一部の消費者は23andMeを支持してFDAの対応は知る権利への干渉だとして署名を集めている。水曜日の朝までに5100件集まった。
この手の遺伝情報の使用価値に関するエビデンスは限られ、研究は始まったばかりである。例えば、一般に頻度1%の病気があってそれが2%になるとして「2倍のリスク」だとしてもその実際の頻度にとっての差はあまり意味がない。一部の人は病気のリスクについて知ることでより健康的なライフスタイルをおくるようになると主張するが根拠は逸話的なものしかない。

  • プールでの空気の問題は選手の汗に関連する、と専門家は言う

Air issues at pool linked to sweaty athletes, expert says
Nov 27, 2013
http://www.cbc.ca/news/canada/saskatchewan/air-issues-at-pool-linked-to-sweaty-athletes-expert-says-1.2443197
ReginaのLawson Aquatic Centreの空気の問題は、選手の汗と尿が関係することが示唆された。この施設のクロラミン蒸気について苦情があった。Penn State UniversityのTom Griffithsによると、プールの水中の塩素と汗や尿が反応してクロラミンができる。クロラミンは水の表面付近に留まるので、競泳の選手は自分で汗をかいて合成して普通より呼吸量も多いので多く吸う。完全に除去することはできないが紫外線濾過装置で減らすことはできる

  • Natureニュース

個別がん治療は失敗
Personalized cancer treatments suffer setback
27 November 2013
Erika Check Hayden
27 November 2013
http://www.nature.com/news/personalized-cancer-treatments-suffer-setback-1.14238
がんが特異的薬物に反応するかどうかについて矛盾する答えが
遺伝子変異を調べることでがん細胞に効く薬物を選べるという希望があったが予想より複雑である可能性
Inconsistency in large pharmacogenomic studies
Benjamin Haibe-Kains et al.,
Nature (2013) doi:10.1038/nature12831


免疫学:幸福の追求
Immunology: The pursuit of happiness
Jo Marchant
27 November 2013
http://www.nature.com/news/immunology-the-pursuit-of-happiness-1.14225
研究者らはある種の精神状態がどうやって身体的健康に影響するのかを同定するのに苦闘している
精神神経免疫学(PNI)の拡大とその批判


研究倫理:不正を告発する3つの方法
Research ethics: 3 ways to blow the whistle
27 November 2013
Ed Yong, Heidi Ledford & Richard Van Noorden
http://www.nature.com/news/research-ethics-3-ways-to-blow-the-whistle-1.14226
科学的詐欺の疑いを報告するのは簡単ではないが、ある種の経路は他の方法より効果的
三つの例を揚げている。一つは心理学論文のデータの標準偏差があまりにも似ていることからデータ操作が発覚した例、一つは同僚による告発(「バイスタンダー効果」を報告していた実験室で培養ディッシュが空っぽだったのにデータを発表しているのを目撃して訴えた例)、もう一つは匿名での告発