食品安全情報blog過去記事

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その他

コンシューマーラボ
Product Review: Vitamin C Supplements
Initial Posting: 1/24/14
https://www.consumerlab.com/reviews/vitamin-C_supplement_review/vitaminc/
検査した製品の27%が表示されている量と違う。2製品は40%以上多く副作用の恐れがあり1製品は15%少ない。あるものは1回量1セントなのに別のものは1ドル以上。そして値段と質は関係がない

  • バナナ/ブルーベリー/卵 成分ポスター

Banana/Blueberry/Egg Ingredients Poster PDFs
http://jameskennedymonash.wordpress.com/2014/01/11/bananablueberryegg-ingredients-posters-pdfs/
栄養成分(アミノ酸脂肪酸、糖類)と着色料、香料としてわかっているものを表示したらこうなるというもの。E番号で表示されている着色料はカロテノイドやアントシアニンなど。E941は窒素。
「オールナチュラル」でも規定通りに書けばこうなるという例で、食品表示の添加物の項目を気にすることに意味がないことを示したもの。
さらにキウイ、パッションフルーツ、パイナップルなどを加える予定とのこと

  • カラメル色素:あなたのソーダに入っているかもしれない健康リスク

ConsumerReports
Caramel color: The health risk that may be in your soda
Published: January 23, 2014
http://www.consumerreports.org/cro/news/2014/01/caramel-color-the-health-risk-that-may-be-in-your-soda/index.htm
カリフォルニアやニューヨークで販売されている81プラス29の各種飲料を調べたところ、
カリフォルニアのProposition 65により警告表示が必要な29マイクログラム以上の4-メチルイミダゾールPepsi Oneと Malta Goyaから検出された。

House rejects genetically modified foods labeling
The Associated PressJanuary 22, 2014
http://www.newsobserver.com/2014/01/22/3554754/house-rejects-genetically-modified.html
ニューハンプシャーの議会は185-162で遺伝子組換え食品表示を否決
Linda Lauer代議士は「現状は我々は遺伝子組換えのメリットを享受して日々を送っているということである。1982年からインスリンは遺伝子組換えであり、その前は動物から抽出していた。表示は消費者に食品に入っているものの内容を伝えない。」

  • カフェインはカルシウムを減らす?

DoesCaffeine Curb Calcium?
by Berkeley Wellness | January 23, 2014
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/does-caffeine-curb-calcium
Q:カフェインがカルシウムの吸収を阻害するって本当?
A:そんなに心配しなくて良い。カフェインは少しだけカルシウムの吸収を阻害するが、それに意味があるのはあなたのカルシウム摂取量が適切ではない場合のみである。一部の研究でカフェイン入り飲料と骨密度の低下や骨折増加との関連が報告されているが、影響が見られるのはカルシウム摂取量の少ない集団のみである。カフェインの負の影響はテーブルスプーン1-2杯の牛乳で完全に相殺される程度の小さいものである。カルシウムとカフェインの相互作用を心配するより食品から十分量のカルシウムを摂るようにしよう。
多くの物質は栄養の吸収に干渉するが、推奨摂取量はそのような要因もある程度考慮している。

  • オメガ3のためのGM植物−新しい野外試験の発表

SMC
GM plants for omega-3 – announcement of new field trial
January 24, 2014
http://www.sciencemediacentre.org/gm-plants-for-omega-3-announcement-of-new-field-trial/
Rothamsted ResearchがDefraに健康と環境と経済に良いオメガ3油を作るGM植物の野外試験を申請した。
油分の多い魚のオメガ3油を食べることは健康によい。魚がオメガ3を作るのではなく食べるものに由来する。Rothamsted研究所は種子にオメガ3長鎖不飽和脂肪酸を蓄積するカメリナ植物を開発した。既に温室試験は終了し野外でのパフォーマンスを評価する。
(例えば近大マグロがもてはやされているけれど、海の資源を守るためには魚を餌にするのではダメなわけ。植物のオメガ3は短鎖なので長鎖とは違う)

  • 区検事長は免許なしで医療行為をした二人を告発

Casewatch
DA Charges Two with Conspiracy to Practice Medicine without a License
http://www.casewatch.org/crim/ro_young/news_release.pdf
“The pH Miracle”という本の著者Robert Oldham YoungとRocio “Rosie” Placensia,
血液をアルカリ性にすると病気が治るといって末期がん患者やHIV感染者に妙な注射をしていた
(でもこの本はアマゾンで☆5つ付けてる人がたくさんいる)
この理論については以下
A Critical Look at "Dr." Robert Young's Theories and Credentials
Stephen Barrett, M.D.
This article was revised on January 25, 2014.
http://www.quackwatch.org/11Ind/young3.html

  • 栄養成分表示は変わっていく

Food nutrition labels are changing
1/26/2014
http://thecelebritycafe.com/feature/2014/01/food-nutrition-labels-are-changing
FDAによると、過去20年で栄養に関する関心や理解が変わってきたため食品の包装にある表示もそれに従って変わるべきであり、まもなく理解しやすいものになるだろう。
Nutrition labels to undergo changes for first time in 20 years
http://www.cbsnews.com/news/nutrition-labels-to-undergo-changes/
Michael Taylorは、20年前には脂肪が注目された。それ以降、環境は変わった。

Heroin Deaths in Pittsburgh a Crisis
January 26, 2014.
http://guardianlv.com/2014/01/heroin-deaths-in-pittsburgh-a-crisis/
先週14例のヘロイン過剰使用事例があり少なくとも4人が死亡した。いずれも薬物乱用歴がある。過剰使用に関わった事例の“Theraflu”と表示された小さな袋の内容物にフェンタニルが検出された。フェンタニルとヘロインの組み合わせが死亡につながった可能性がある。1988年の「チャイナホワイト」流行をおもいおこさせる。

  • 科学者がたくさんの健康メリットのある遺伝子組換え紫トマトを開発した

Scientists develop PURPLE tomatoes to create 2,000 litres of modified fruit juice set to reap multiple health benefits
26 January 2014
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2546276/PURPLE-tomato-juice-genetically-modified-fruit-engineered-health-benefits.html?ico=ushome%5Eheadlines
英国の科学者が開発しカナダで栽培し英国に販売される予定
オンタリオの温室で栽培されたトマトから200Lのジュースが作られそのうち1200Lが市販前の認可のためのデータをとる目的でJohn Innes Centreに送られる。

  • 子どもの衣服に有害化学物質?

Sense about science
Toxic chemicals in kids' clothes?
24 January 2014
http://www.senseaboutscience.org/news.php/372/toxic-chemicals-in-kids-clothes
グリーンピースが「衣服の有害化学物質」というキャンペーンを始めたのでいくつかの質問が寄せられた。
グリーンピースのキャンペーンはMirrorやDaily Mailなどで報道された。それについて
・心配すべきなのか?
・「あなたの衣服の中にいるモンスター」とされているのは何?
・名前が挙がっている化合物の一つはヨーロッパで禁止されているものだが衣服に含まれる量で子どもに有害影響があるという根拠はあるのか?
我々は英国公衆衛生局の毒性部に尋ねた。彼らは心配する必要はほとんど無いと答えた。
以下が回答である。
概要
グリーンピースの「リトルモンスター」報告書は子どもの衣服に含まれるある種の化合物のデータの提示となっている。その報告ではEUで製造・販売されている衣服から検出された量は全て規制値以下であることを示していて、心配する必要はない。注意すべきことはこれらの化合物が存在することが服を着ると暴露されることを意味するわけではない、ということである。皮膚は暴露源としては小さい。
以下個別化合物について:ノニルフェノールエトキシレート、フタル酸エステル有機スズ、パー及びポリフッ化化合物、アンチモン
(服に色やかざりをつけたり難燃性や撥水性を求めなければいいってことなのかな? )

  • リーガルハイが販売禁止

Legal highs removed from shelves
Monday 27 January  
http://www.radionz.co.nz/news/national/234338/legal-highs-removed-from-shelves
全国中毒センターへの通報が増えたため、保健省はAK47, Anarchy, Karma, Northern Lights Primo および Voodooを禁止にする。これらには同じあるいは類似の成分が含まれる。

  • スーパーフードかただの流行か?減量のために試してみたい5つのエキゾチックフード

Superfood or just a fad? 5 exotic foods to try for weight loss
January 26, 2014
http://www.ctvnews.ca/health/superfood-or-just-a-fad-5-exotic-foods-to-try-for-weight-loss-1.1656583
クコの実、ソバ茶、わかめ、寒天、アサイーベリー
Valerie Orsoniのブートキャンプという減量プログラムでソバ茶を勧めているらしい