食品安全情報blog過去記事

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フッ素が話題:専門家とのQ&A

Fluoridation on the agenda: Q&A with experts
February 5th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/02/05/fluoridation-on-the-agenda-qa-with-experts/
有名な反フッ素活動家がニュージーランドに来て、Taranaki高裁のこの地域でのフッ素添加についての判決が迫っているためフッ素についての議論が過熱している
SMCは以下のコメントを集めた。今後さらに追加する予定である
Massey大学公衆衛生センター副所長Barry Borman教授
水道水のフッ素添加は、集団の歯の健康を改善するための効果的な費用対効果の高い公衆衛生対策であることが圧倒的根拠により示されている。
ニュージーランドに置いては、特に低所得の、口の健康状態の悪い集団の健康改善に効果的である。フッ素添加をやめることは費用対効果の高い方法を失うことになる。
何故フッ素添加がこれほどの議論になり続けるのか?
反フッ素、フッ素支持両方に根深い意見の違いと科学的根拠の適切な理解と解釈の欠如がある。多くの場合、科学文献は自分の意見を支持するために利用される
Otago大学公衆衛生歯科疫学Murray Thomson教授
フッ素添加は万能薬ではないが効果的な方法である。ニュージーランドではフッ素添加により子どもの虫歯の数が減った。フッ素添加をやめることは中流階級のセルフケアを良くする健康状態の良い人たち(worried well)には問題はないだろうがそうでない人たちを放置するのは人道的でも可能でもない。反科学反公衆衛生を叫ぶごく一部のしかし非常に声の大きい人たちがいる。彼らは政治家を動かすのに長けていて資金をもっている