- Q&A:何故我々はいまだにGMOについて怒鳴りあっているのか
ScienceNOW
Q&A: Why Are We Still Shouting About GMOs?
17 February 2014
http://news.sciencemag.org/scientific-community/2014/02/qa-why-are-we-still-shouting-about-gmos
農業へのGMO利用について科学者と一般の人々が合意するのがどうしてこれほど難しいのか?推進者は作物のDNA操作は栄養価を上げたり害虫耐性にしたり収量を上げたりできるという。しかし多くの人がこの技術に激烈に反対し続けている。一部はモンサントのような巨大ビジネスに農業が独占されるといい一部は食べても安全かどうかわからないという。
Western 大学科学哲学者Daniel Hicksは、社会政治的倫理的懸念、例えば知的財産権の濫用への恐怖が−GMO議論の食品の安全性についての技術的疑問にどう混じっていったかを研究してきた。現在はGMOによる収量の増加という主張について議論の両側の人たちがどのようにエビデンスを集め利用しているかを探っている。AAAS年次会合でScineceのインタビューに答えた。
Q:科学哲学ではGMO議論をどう説明しているか?
Heather Douglasという哲学者は「誘導リスク」と呼ぶものを強調するモデルを提示している。「GMOは食べても安全」という主張に対して、あなたが支持者なら食品の安全性に関する研究の閾値を下げ、反対ならより厳しい閾値を設定する。同じ根拠でも支持者には十分で反対者には不十分になる。しかしこの誘導リスクモデルでは社会政治や経済的懸念を直接扱えない。
Q:あなたはどう対応しようとしてきた?
私のアプローチは社会政治や経済的懸念やそれが無くなる様子を注意深く吟味することである。しばしばそれらは健康や安全上の懸念として間違って提示されているし時には無視されている。
Q:なぜそんなことがおこると考えている?
健康や安全については数値で示す方法があるし合意できる方法もある。しかし社会政治や経済的懸念を取り扱う機関はないか、あっても非力である
Q:これがGMO議論にどう影響している?
少なく見積もっても反対者の懸念の多くは実際には解消されていない。
Q:議論が解決しやすくなると思うか?
正直、わからない。議論の質を高める魔法の科学コミュニケーションアルゴリズムがあるとは思わない
(GMOに限らず、安全や健康が心配だと言いながら実はそれ以外のことが問題だったりする人たちが結構いる。子どもの健康が心配で食品の安全性が、と言いつつ子育ての不安だったり・・本人が何が問題なのかを認識していない場合もある。適切な問いを問うことができれば問題解決は近いのに)
- インチキ幹細胞で懲役17年半の判決
米国ネバダ地方連邦判事
Man Sentenced To 17½ Years In Prison In Phony Stem Cell Case
http://www.justice.gov/usao/nv/news/2013/20130924_sapse.html
Alfred T. Sapse 87才に対して懲役17年半と約100万ドルの賠償金の支払いが命じられた。重症患者に偽りの幹細胞治療を行って大金をだまし取っていた
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