食品安全情報blog過去記事

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農業当局者は食べられる食品の不必要な損失や廃棄を非難

Agriculture officials condemn unnecessary loss and waste of good food
3 April 2014,
http://www.fao.org/news/story/en/item/219025/icode/
FAOヨーロッパ地域閣僚会議は公的および民間部門の対応と消費者の行動の変化を求める
FAOは地域の食糧ロスや廃棄について吟味した。国の所得レベルにより食品ロスのパターンは大きく異なり、先進国では主に消費段階でおこり低−中所得国では生産と収穫後のバリューチェーンでおこる。
例えばパンを例にすると、高所得国では過剰供給・購入力そして消費者ができたてのものを好むことが廃棄率の高さと併せて穀物製品は約25%の廃棄につながる。中所得国では8.5%、低所得国では5%にしか過ぎない。さらに見た目の基準、賞味期限が長く残っているものを好む消費者、が廃棄の原因になる。しかし消費者の行動は全体の一部ではあり、相当量の廃棄が農場、貯蔵、輸送、加工レベルでおこる。
ヨーロッパや中央アジアでは野菜果物ミルクの生産者が圧倒的に小規模で、最新の搾乳施設と冷却装置がないことが乳業部門では最大のロスの原因である。
Food Losses and Waste in Europe and Central Asia
http://www.fao.org/docrep/meeting/030/mj621e.pdf