食品安全情報blog過去記事

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コーヒーの摂取量を増やすと糖尿病リスクが減るかもしれない

Behind the headlines
Upping coffee intake may reduce diabetes risk
Friday April 25 2014
http://www.pesticides.gov.uk/guidance/industries/pesticides/advisory-groups/PRiF/Latest+results+and+reports/latest-rolling-results
Independentが「1日3杯のコーヒーが糖尿病を遠ざけるのに役立つかもしれない」と報道した。米国の研究でコーヒー摂取量を増やすことと小さいが有意な2型糖尿病リスクの削減に関連が見つかったがこれはコーヒーを飲むと糖尿病を予防することを証明したものではない。この研究では1日に1カップ以上コーヒー摂取量を増やした成人のその後4年間の2型糖尿病になるリスクが約11%減ったことを見いだした。相対リスクの減少は最初のコーヒー摂取量が違っても見られ最大16年後も残っているようだ。コーヒー摂取量は4年ごとに評価した。コーヒーには多くの生理活性物質が含まれ、糖尿病リスクにも影響する可能性はあるがそれを証明する研究ではない。仮に直接の因果関係があったとしても影響は小さく、コーヒーを飲めば糖尿病にならないと考えて既にわかっているリスク要因である運動や肥満予防などを無視するなら危険である。