食品安全情報blog過去記事

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AVAは日本からの輸入食品の制限を緩和

AVA eases restrictions on import of food from Japan
Issued on 31 May 2014
http://www.ava.gov.sg/NR/rdonlyres/9253E7B2-E57D-4992-982C-1304E73748D6/28126/AVAeasesrestrictionsonimportoffoodfromJapan1.pdf
シンガポールのLee Hsien Loong首相と日本のShinzo Abe総理大臣の共同記者会見で発表されたように、AVAは福島県を含む日本から輸入される食品の制限を緩和し、直ちに発効する。この発表は日本とAVAの満足できるサーベイランスの結果同様、AVAのレビューと現地での評価による。
AVAは2011年の福島原子力発電所事故以降日本から輸入される食品を厳密に監視し続けており、結果は満足できるものであった。日本のサーベイランス結果でも食品の放射能汚染は極めて低いことが示されている。このことは今年初めのAVAの現地調査でも確認された。
この制限緩和により、8県(千葉、茨城、群馬、神奈川、埼玉、静岡、栃木、東京)の野菜や果物、乳/乳製品、肉、鶏卵、緑茶/緑茶製品は輸出前検査なしにシンガポールに輸入できる。さらに福島県からの農産物や加工食品の輸入停止は解除される。
残る制限は
・茨城・栃木・群馬の森由来シーフード
福島県の制限区域内や森林の農産物やシーフードはまだ輸入が認められない
日本からの食品にはまだ県を同定する産地証明が必要
日本産食品は食べても安全である