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EPAはトリクロロエチレン(TCE)についての最終リスク評価を発表/EPAはヒト健康リスクの可能性について対策を開始

EPA Releases Final Risk Assessment on Trichloroethylene (TCE)/ Agency begins process to address potential human health risks
06/25/2014
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/bd4379a92ceceeac8525735900400c27/63605bd594c4aacb85257d020068a28b!OpenDocument
Assessments for TSCA Work Plan Chemicals
本日EPAトリクロロエチレン(TCE)についての最終リスク評価を発表した。評価の結果、スプレーエアロゾル脱脂剤とスプレー固定剤を使う消費者、小規模店舗での脱脂剤あるいはドライクリーニングの染み抜きとしてTCEを使う労働者に健康リスクがあることを同定した。EPAは議会に規制強化を要請する。また7月29-30日にはTCE代用品やリスク削減アプローチについてのワークショップを行う。それまでの間、EPAはリスクのあるヒトに対して製品を使うときは戸外や非常に換気の良い場所にする、防護装備をするなどの暴露削減対策を薦める。
ヒト発がんの吸入ユニットリスク (IUR) が2 x 10‐2 per ppm (4 x 10‐6 per microg/m3)
クリーニング施設での暴露推定が0.8 −2.1 ppm;脱脂施設では0.04 − 197ppm
これらは10-4から10-6の生涯発がんリスク目標を超過
(プラスチックを気にするよりドライクリーニングが必要な服を止めればいいのに・・「意識高い」のなら)